一眼レフ 動作速度
一眼レフデジタルカメラ(以後、一眼レフカメラと記す)と普通のデジカメの決定的な違いの一つに、動作速度があります。
一眼レフカメラ Nikon D70 を購入するきっかけ
私が一眼レフカメラを購入するきっかけとなったのも、1つはこの動作スピードがそれまで使用していたcoolpix 885では我慢が出来ないレベルに感じたからです。
このcoolpix 885。性能的(画素数やシャッタースピードなど)には特に不満はなかったものの、遅い!
おそらく、coolpixに限らず普通のデジカメは、一眼レフに対して遅すぎ。
それは携帯電話に付属しているカメラもしかり。
coolpix 885が、電源を入れて何秒で撮影可能になるか計ってみました。
なんと、約13秒。
に対して、Nikon D70は・・・。
約0.2秒(Nikon公式発表による)。
このぐらいの素早さだと、電源を入れてファインダーを覗くまでに、撮影可能状態になっているんですよね。
EOS Kiss V.S D70
Nikon D70を購入しようとした当時(2004年初夏)、CANONからEOS DIGITAL Kiss が発売されていました。
販売価格を眺めてみると、先に発売されて人気を博していたEOS DIGITALの方が1~2万円ほど安い・・・。
ネットで検索してみると、使用しているユーザーも多い。
うーん。どちらにしようか・・・。
後発のNikon D70にするか、安いEOS DIGITALにするか・・・。
色々な人がEOSの評価(プレビュー)を書いていたので、読んでみるとEOSは、D70に比べ動作速度が遅い・・・らしい。
じゃぁ、Nikon D70にするか。と。
そう、Nikon D70を購入するきっかけとなったのも、この動作速度、特に起動時間が0.2秒という高速性に注目したからです。
最新の一眼レフカメラは
最新のCANON EOS Kiss DIGITAL N では、起動時間は0.2秒。
*ist Ds では、0.8秒と、どれも高速。
スナップ写真や旅行や家族の成長記録程度にしかカメラなんて使わない。というのであれば、動作速度はあまり重要ではないかもしれませんが、風景や小物をイメージ通りに写す。という目的であれば、動作速度は必須。
デジカメは常に電気を消耗する
特にデジカメというのは、起動中は常に電池が消耗されていくわけで、使用しないときはすぐに電源を切る。というのが常識化しているんですね。
つまりちょっと手を休める程度の時間でも電源を切る。と。
カメラから手を放すときは電源を切ってから。
こんな感じなんで、常に電源をつけたり切ったりという動作がつきまとうわけです。
これがたとえば「写るんです」みたいな使い捨てカメラであれば、撮りたいときにシャッターを押すだけであって、電源もなにも意識することはないんですけれど、デジカメにとって電源はシャッターを押す作業と同じぐらい重要な作業。
意外とデジカメを持ったことがない人には盲点となりそうなことですが、非常に重要なことなので覚えておいてください。
で、一眼レフカメラはその電源投入時から撮影可能状態までが、ほとんどコンマ数秒。つまり、意識することはほとんどない速度。
もし、動作速度に限界を感じたら、一眼レフカメラの購入も視野に入れておいた方がよいかもしれません。
いや、これからデジカメを購入してみたい。なんていう人もカタログに記載された起動時間をチェックしておくと良いでしょう。