Nikon Coolpix 885
私がデジタルカメラの世界にどっぷりと浸かることとなるきっかけを作った、
私にとって思い入れのある名機(迷機?)。
有効画素数 | 321万画素 |
撮像素子 | 1/1.8 型 CCD(総画素数 337万画素) |
記録画素数(pixel) | FULL(2,048×1,536)、XGA(1,024×768)、VGA(640×480) |
レンズ | 3 倍ズームニッコールレンズ、f=8~24mm(35mm(135)判換算 38~114mm 相当)、F2.8~4.9(8 群 9 枚構成) |
電子ズーム | 最大 4.0 倍 |
AFエリア | 5 カ所、カスタム・シーンモード(ポートレート、クローズアップ)時 1 カ所を選択可能 |
フォーカス | コンティニュアスAFモード/シングルAFモード、遠景モード・マクロモードに切り換え可能、マニュアルフォーカス(49ステップ)可能、AF・MFともにピーキングによるガイドあり |
撮影距離 | 30cm~∞(広角側)、60cm~∞(望遠側)、[マクロ(AF)時レンズ前約 4 cm~∞(最広角側)、約30cm~∞(最望遠側)] |
ファインダー | 実像式光学ズームファインダー、視野率約80%、LED表示付 |
撮影可能コマ数 | FINE:約 5 コマ、NORMAL:約10コマ、BASIC:約19コマ(2,048×1,536 pixel / 8MBカード使用時) |
記録媒体 | コンパクトフラッシュカード(TYPE I) |
シャッター | メカニカルシャッターとCCD電子シャッターの併用、8 秒~1/1,000秒、60秒までの長時間露出(BULB) |
絞り | 電磁駆動による絞り開口選択方式、制御段階:2(F2.8、F7.6)(広角側) |
撮像感度 | ISO約100相当、感度切り換え可能(オート、ISO100、ISO200、ISO400相当)*2 |
セルフタイマー | 3 秒、10秒 |
購入した当時は、単なる新しもの好きの物欲に負けて、目的も無しに購入した・・・ような想い出が。
その証拠に、さんざん迷って購入したものの、しばらくは撮影はしなかったような気がする。
小さくて軽い、どこか旅行へ行ったとき役に立ちそう。そんな軽い気持ちしかなかったのかもしれない。
Nikon coolpix 885を購入するときの選定ポイント
このときcoolpix 885を選んだ理由は、■色で記述した、4cmまで被写体に近づけるということ。
それと60秒という長時間にわたってシャッターを開放することが出来る。ということ。
マクロ撮影
まず、このカメラの購入前から、接写というものに興味がありました。
なので、確かこの時期、デジカメ売り場に行ってはどこまで接写可能か実際にためしていた覚えが。
あとで紹介しますが、色々な小物を接写して表現してみたい。という思いは当時からあったようで、このときもこの4cmまで被写体に近づくことが出来る。というのは私には魅力的でした。
また、ここまで接写出来るカメラは確か私が調べた限りでは、Nikon製のカメラぐらいなものでした。
シャッター速度
もう一つ、私がこのカメラを選んだ理由として、長時間露出が可能かどうか。ということでした。
長時間露出というのは、シャッターを数秒~数分、もしくは半永久的に開いたままにすることで、夜空の星の撮影などに使われます。
子供の頃、なりたかった職業が「天文学者」。
兄貴が天文写真を趣味にしていたので、私も少なからず影響したようで、子供の頃の思いからか、どこか天体撮影を。なんていう思いがあったのかもしれません。
とにかく、長時間露出が出来るかどうか。っていうのは、私にとって大きな選定ポイントでした。
これらの条件を満たしてくれて、なおかつ安価な製品は当時はこのcoolpix885しかなかったんですね。
また、このcoolpix885は、有効画素数が3.2メガピクセルですが、あまり有効画素数に関しては当時も今もあまり選定ポイントにはなりませんでした。
なぜなら、3.0メガピクセルを越えたあたりで人間の目には判別出来なくなるからです。
F値
今の私だったら、上の2項目以外にこの「F値」も選定ポイントとしてあげると思います。
このF値というのは、絞りの大きさ。
つまりシャッターがどれくらい大きく開くことが出来るか。になります。
人間の目でいうと、瞳ですね。
暗い場所に行くと瞳が大きく開きますが、瞳を大きく開けることによって、より光を取り込むことができるのと同じです。
この値が小さければ小さいほど、大きく開放されます。
coolpix885は、2.8なので割と大きく開くことが出来ます。
このF値が小さければ小さいほど、同じシャッタースピードでも明るく撮影出来ます。
つまり、シャッタースピードを高速にしても明るく写る。
飛び散るしぶきを静止したように写す時なんかに役に立ちます。
また、それ以外にもこのF値が小さければ小さいほど、ピントが合わない部分を綺麗にぼかしてくれます。
これに関しては、デジカメ入門で詳しく説明します。
デジカメにのめりこむきっかけ
購入当時は、あまり撮影をしませんでしたが、サイトリニューアル(当時はISPの提供する無料ホームページスペースに友達だけに見せるためのサイトを作成していました)をきっかけに、綺麗な写真を載せてみようと。
そのときに思い浮かんだのが、果物が水しぶきを上げて水へ落ちる「絵」。
が、ものの見事に失敗。(笑
上の画像は、100枚以上撮影した中で、唯一きちんとフレームの中にプチトマトがおさまった数少ない一枚の一つ。
まずこのCoolpix。反応が遅すぎ。
シャッターボタンを押してから1秒後に、シャッターが切れるという反応の悪さのせいで、そもそもフレーム自体におさまらない。
左の画像、水しか写っていませんがシャッターが切れた瞬間にはすでに、プチトマトはどこにも写ってない(笑。
いったい何枚写したことか・・・。
デジカメの良さは、何回撮ってもその場ですぐに確認出来、何枚撮ってもお金がかからないということ。
これがフイルムカメラだったら大変!
きちんと写っていたかどうかは、現像してみないとわからないし、現像しててもとに届くには数日かかる。
さらに撮影すればするほど料金もかさみ・・・。
あぁ、デジカメ。なんてすばらしい商品なんだろう。
で、次の問題。
想像していたイメージではなかった。(爆
先ほどの成功した方の写真。確かにプチトマトが水しぶきを上げて写っています。
でも、色、背景、水しぶきの感じ、全て「イメージしていたのは、こんなんじゃないーっ!」
なにしろ当時は写真に関する知識は皆無。
「ん?F値っていうのを下げると明るく写るようになったぞ・・・。なんでだろう」
ぐらいの知識しかなかった。(笑
そして成功へ
このときは、色々な果物の写真を撮影しようと、とにかく色々な果物を買って用意していました。
とにかく、色々試行錯誤撮影しているうちに、納得がいくような写真が撮れるように。
うーん。これはおもしろい!
こんな綺麗に撮れるものなんだ!
こうしてデジカメの世界へのめりこむ事へ・・・。
coolpix 885 で撮影した写真
有効画素数3.2メガピクセルのcoolpix 885で撮影した写真を載せておきます。
別のページでNikon D70で撮影した写真も紹介しますが、このcoolpix 885。
発色が良いのが気に入っています。
以下に紹介する写真は、もしかしたらD 70で同じように表現するのは難しいかもしれない・・・。
coolpix 885で最初に写した作品。
たぶん写っているのはデジカメが入っていた箱か、説明書。
いっけん綺麗に写っているように見えますが、やはり3.2メガピクセルでは粗が・・・。
ジュースのCMで使われるようなシーンをイメージして撮影した作品。
未加工。
落ち葉だらけの林を捜したのですが、見つからず近所の落ち葉が割と落ちていそうな住宅街で撮影。
画像は加工してあります。
関連サイト
Nikon coolpix 885 公式ページ