デジタルカメラ 一眼レフカメラ ピント合わせ

一眼レフカメラの利点でもあるピント合わせの容易さ。ここでは私が一眼レフカメラを購入する最大のポイントとなったピント合わせについて。

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一眼レフカメラ ピント合わせ

 
 

私が一眼レフカメラ Nikon D70 を購入する最大のきっかけとなったのが、ピント合わせの難しさという問題を解決したかったためです。
その他の理由として、動作速度の問題もありましたが、なんといっても最大の理由は液晶画面によるピント合わせの確認のしにくさでした。

液晶画面でのピント合わせ

デジタルカメラの登場により、それまでファインダーを覗いて撮影するスタイルから、腕を伸ばし、カメラの裏側に設置された液晶を見ながら撮影する。というスタイルになりつつあります。
また、カメラ付き携帯電話の登場により、ここ数年でカメラを撮影するスタイルはガラッと大きく変更されました。
ところが、デジタル一眼レフカメラは古来のファインダーを覗いて撮影するスタイルに変更はありません。

ピント合わせのもどかしさに限界

冷たい!私は、Nikon coolpix 885で果物、野菜、小物等を撮影する魅力にとりつかれました。
左の画像は、当時撮影した一枚です。
このように、被写体に近づいてマクロ撮影を行うのが私のスタイルになっていました。
が、このマクロ撮影。非常にピント合わせがシビア。

スナップ写真や記念撮影のように被写体がある程度離れた距離にいる場合は、ピント合わせはそれほど気にしなくてかまいません。
スナップ写真を撮ることを目的に作られた「写るんです」といった使い捨てカメラにピント合わせ機能がないことからもそれは明らかです。
ところが、被写体に数十センチ単位で近づくマクロ撮影ではそうはいきません。
上の氷の画像をクリックして拡大表示させてみてください。
手前の氷の中に閉じこめられた空気の泡にピントが合っていますが、奥の氷にはピントがあっておらずぼやけているのがわかると思います。

このように数センチの距離でもピントが合っていないとぼやけてしまうのが、マクロ撮影の難しさであり、マクロ撮影の良さでもあります。

ニコン coolpix 885 裏ところが、ファインダーの代わりに液晶を見ることによってピント合わせを行うデジタルカメラですが、この小さな画面ではこうしたシビアなピント合わせはほとんど不可能。
基本的にピント合わせはオートに設定しておけば、カメラの方で距離を判別し最適にあわせてくれるのですが、いまだにこの判別する能力はいまいちで、なかなかピントがあってくれません。

手動に切り替えてもいいのですが、今書いた通りこの小さな画面での手動ピント合わせはほとんど不可能。
1枚を撮影するのに、ピント合わせに10秒、20秒かかってしまう・・・。
そのうちに電池が切れて・・・。
こうしたもどかしさに限界を感じてしまいました。

ピントがあったつもりが・・・左の画像は、久しぶりに昔の愛機coolpix 885を取り出して、現在の愛機Nikon D70を撮影したときのものです。
液晶ではピントが合っていると思ってシャッターを切ってみると・・・。

がっかり・・・。

覗いたままの絵がそのまま写真に

そもそも一眼レフカメラと普通のカメラの違いは?

一眼レフカメラは、その名の通り「ピント調整用と撮影用とを一つのレンズで兼ねるレフレックスカメラ」。
つまりのぞき込んできたときに目に入ってくる光をそのまま写真にすることが出来ます。
対して普通のカメラは、撮影用レンズとファインダーは別々に別れており、ファインダーに入ってくる光と、撮影用のレンズに入ってくる光では多少のずれが生じます。

ちなみにレフレックスカメラとは、「レンズに入る光を鏡で反射してピントグラス上に像を結ばせ、それを見てピントを合わせる方式のカメラ」のことで、一眼レフカメラがシャッターを切ったときに「カシャッ」という音と共に軽い振動があるのは、鏡を折りたたむことによってフイルム、デジタルカメラの場合は撮像素子に直接レンズからの光を当てるためのショック音になります。(そのため、このときはファインダーが真っ黒になります
これはデジタル一眼レフを買ったときに最初に感じるちょっとした感動の一つだと思います。
私もあの「カシャッ」という音に感動しました。

ピント合わせに話を戻して、一眼レフカメラであれば、この小さな液晶ではなくファインダーから入ってくる映像で直接ピント合わせを確認できるので、こちらの方が確実だろうと。

また、普通のデジタルカメラがピント合わせの手動をボタンを押すことによって合わせるのと違い、一眼レフカメラのそれは古来通りレンズをまわして合わせます。
実際ボタンによるピント合わせをやってみればわかると思うのですが、本当に難しいです。さらに、液晶で確認しながらとなると・・・。

もう私に残された選択は一眼レフカメラしか残されていなかったというのが、一眼レフカメラ購入に踏み切った最大の理由かもしれません。

自動ピント合わせ機能が秀逸

正直に言ってしまうと、手動、つまりマニュアルでピント合わせをすることは一眼レフカメラにした現在でもあまりありません。
ただし、レンズによっては手動式のものもあるため、そうした非全自動レンズを使用する場合か、暗いシチュエーションや縁がないような被写体にピントを合わせる(どうも全自動ピント合わせは、被写体の輪郭を判別してピント合わせを行っているようで、のっぺりした2次元的な被写体や、暗所を苦手とするようです。)場合ぐらいですね。
そう、一眼レフカメラのピント合わせ機能は、普通のデジタルカメラに比べて秀逸のような気がします。
たまーに、うまく合わなくてイライラすることもありますが。(笑
その場合は、古来通りマニュアルでレンズをまわして・・・という感じです。

全自動レンズ

デジタル一眼レフカメラを購入する場合、レンズキットで専用のレンズと共に購入してしまえば(専用のレンズで、焦点距離もオーソドックスの範囲に設定してあり、ボディと同時購入すると別々で購入する場合より値段的にお得)いいのですが、私のようにボディとレンズを別々で購入する場合、全自動レンズなのか、非全自動なのかどれがどれだかわからない。という問題に直面すると思います。
私の場合はよくわからなかったのと、少しでも安く購入したかったので、中古のレンズをYahoo!オークションで購入したのですが、いったいどれが全自動で、どれが非全自動なんだろうと。

全自動レンズの特徴詳しくは周辺機器のカテゴリーで説明したいと思いますが、簡単にその違いを。
左の画像のように、レンズとボディの接続部にこのような金属の端子があるものが全自動になります。
※ クリックすると拡大表示
この部分をボディの印し部分に合わせ、ひねりながらレンズを取りつけます。