Kodak DC215 ZOOM
私が初めて購入したデジカメ、Kodak DC215 ZOOMの仕様と、撮影した画像を掲載しておきます。
もうとうの昔に生産・販売中止になっているので、新規で購入する人はいないと思いますが。
レンズ | 光学2倍ズームレンズ |
焦点距離 | 29mm~58mm相当(35mm換算) |
CCD | 1/3インチ正方画素CCD、原色フィルター |
画素数 | 総画素数109万画素 |
解像度(記録画素数) | 高解像度(High) 1,152×864 |
標準(Standard) | 640×480 |
撮影距離 | 広角 0.5m~(無限大) |
望遠 | 1.0m~(無限大) |
マクロ撮影 | 0.2m |
シャッター速度 | 1/2~1/362秒 |
感度 | ISO 140相当 |
もし、私がこのDC215を購入した時代にさかのぼり、再びデジカメを選びなおして購入出来るとしたら、上の項目の、
- マクロ撮影
- シャッター速度
- 感度
を購入時の選定ポイントとして重要視すると思います。
マクロ撮影
まず、マクロ撮影ですけれど、私の作品は風景といった遠景か小物や食べ物といった超近景の大きく分けて2つになります。
記念撮影も、人物の撮影もほとんどしないので、このどちらかとなるわけです。
このときもっと生じる問題がどこまで被写体に近寄れるか。ということになります。
上のDC215でいうと0.2m、つまり20cmまで被写体に接近して撮影出来るということになるわけですが、私の愛機Nikon D70のF1.8 50mmレンズは、45cmまでしか近寄れません。
一見問題なさそうに思える距離かもしれませんが、かなりこの値だと撮影アングルが限られてくるんですね。
左の画像は、このF1.8 50mmで撮影したものですが、クローズアップレンズNo.3という装着するだけで最短撮影距離を短くしてくれるアダプターを装着して撮影したものです。
このおかげで20~33cmまで接近することが出来ます。
なので、作品の表現力を広げるためにも、マクロ撮影の最短撮影距離の値が私にとっては重要な選定ポイントになるわけです。
実際、次に購入することになるNikon Coolpix885は、マクロ撮影時最短撮影距離が4cmと当時最高レベルだったのですが、これがこのCoolpix885を選んだ理由です。
シャッター速度
今のデジカメはたいてい安価なものでも数千分の一秒までシャッタースピードを上げることが出来るんですけれど、私が注目する部分は逆。
何秒間シャッターを開きっぱなしにすることができるか。です。
私の愛機、Nikon D70は、30秒間シャッターを開きっぱなしにすることが出来ます。
これは夜間、星空や花火、もしくは夜景を撮影するときに大事な選定ポイント。
このDC215が発売された当時は、せいぜい1/2秒までしか開くことが出来ませんでしたが、室内なんかで撮影をすると1/2秒でも暗く写ってしまうので、重要な要素なんです。
感度
感度(ISO)に関しては、上のシャッター速度と関係してきます。
つまり、シャッター速度を下げてもまだ暗い場合は、この感度を上げてより短時間でより明るく写すことが出来ます。
ただし、感度を上げると比例して画質が下がります。
ISO800程度まであげると、ザラザラとノイズの激しい画質になってしまいます。
もし被写体が制止したままであるならば、感度を上げるよりもシャッター速度を下げる方が、よりきれいに写ります。
ただし、この場合はきちんと固定した状態で撮影しないと、ぶれが生じるのでどちらをどう優先させるかはそのときの状況と、完成イメージによります。
Kodak DC215 ZOOM を振り返る
いやぁ、でも懐かしいですね。
今から5~6年前のカメラですけれど、今では数千円程度で売られているおもちゃデジカメとかわらない性能だったと・・・。
この頃は、バッテリーも市販の電池を使っていたんですね。
このDC215は単三電池4本を使用するんですけれど、撮影時ファインダーよりも液晶に写った映像を参考にして映すのと、撮影した写真を確認するために液晶を使う時間が長いからすぐに電池が切れちゃうんですよねぇ。
そういえばこの頃、デジカメ用電池なるものも発売されていました。
デジカメ向けに高容量のアルカリ電池だそうで。
うーん。あとはよく覚えてないですねぇ。
久しぶりに電池を入れて電源をオンにしてみたんですけれど、つきませんでした・・・。
あぁ、そうそう。コンパクトフラッシュが差し込んだままになってまして、当時撮影した写真がそのまま残っていました。
DC215 ZOOM で撮影した写真
参考までに103万画素数のDC215の写真を載せておきます。
首都高湾岸線お台場トンネルを撮影。
時速85kmで走るトラックから撮影したものです。
おそらくシャッタースピードは最遅の1/2秒での撮影だと思います。
非常に幻想的なイメージで撮れたので気に入っている作品なんですけれど、やはりそこは100万画素。
あまり画質は良くないですね。
国道246号線の渋谷付近、246下り線高架下での撮影。
高架の鉄骨やパイプがどことなく近未来風に見える、やはり気に入った作品の一つ。
ただ、どうもこう暗い作品は100万画素の粗が目立ってしまいますね・・・。
この画素数の違いも、別のページで詳しく取りあげるので参考にしてみてください。
最近では320万画素の超高画質デジカメ付き携帯が出てきましたが、さて320万画素の画像はきれいなんでしょうか?
そういったことも実証していきたいと思っています。