デジタルカメラ 回折現象

回折現象とは、波が障害物の後ろ側にまで回り込もうとする現象のことです。カメラでは絞り値に関係してきます。

トップへ

記事一覧

半歩進んだデジカメ入門 トップ

カテゴリー

 

RSS

このサイトでは、壁紙をRSS配信しています。

回折現象

 
 

回折現象(かいせつげんしょう)

昔、物理の実験でやったと思うんですけれど、光をはじめ波は、狭い隙間を通過すると物陰の部分にも波がまわりこんで伝播する現象のことです。
たとえば、音なんかは、壁や障害物で遮られてもきちんと聞こえるわけです。
また、朝方、日が昇る前でも東の空は明るくなるわけです。

カメラの世界でいうと、絞りを絞れば絞るほど(F値を上げるほど)この回折現象が発生し、画像がぼやけた映像になります。
コントラストが下がり、画面全体が白っぽい感じになります。

135mmにクローズアップレンズを付けて撮影した場合左の画像は、135mmレンズにクローズアップレンズを取りつけて、超マクロ撮影をしたものですが、絞りをF32と大幅に絞ったため、ピントが合っているものの画像全体がぼんやりと明るくなっているのがわかると思います。

50mmで撮影した場合こちらは、50mmでF8程度で撮影したものです。
コントラストがこちらの方がはっきりしているのがわかると思います。

一般に絞りはF8ぐらいをピークに、徐々に画質が劣化していくようです。